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風景のあな

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謹賀新年

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あけましておめでとうございます。

昨年は、いや、昨年も、多くの人に助けられ、仕事をし、生活をすることができました。
月並みではありますが、今年も、感謝の気持ちと謙虚さを忘れず、邁進していきたい所存でございます。

今年は、作り、攻める年にしたいと思います。
それでは皆様、本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。


2011.01.09
# by holeofview | 2011-01-09 16:14 | 日々

視界

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耳鳴りのような無音。
ぼんやりとする水平線。

星を凝視する。
たくさんの、膨大なことをしながら、移動し、描き、食べ、風景を見つめる。

そのメロディは延々と繰り返され、気がついたらとても遠くに来ている。
遠くに見つめていたことを、いつのまにか通り過ぎ、また遠くなる。

それがどこにあるのか、もうすでに知っているような気もする。
はっきりと、見えている気がする。

それを如何に人に伝えるのか。
如何に表現に昇華させるのか。
その方法はとてつもなく沢山あって、だけどその時々で一つしかない。

思考は螺旋状に上昇しながら広がり続ける。

リハビリは、少しずつ始まっており、闇は、少しずつ回復しつつある。
大きなリズムの中、身を委ねながら、羽をゆっくりと動かす。
呼吸を整える。
深く、厳密に。

空は白く。
緑は深く。


同じ言葉を繰り返す。
何度も。時々。
繰り返し、繰り返し。

繰り返し、段々と変化していく。
自然に。少しずつ。


何かを凝視するその先は、いつも同じものを見ている。
それが何なのか、もうすでに知っている。
朧気に、はっきりと見えている。
# by holeofview | 2010-11-05 10:43 | 徒然

引力

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ふと、自分が少しずれて、この世界とパラレルに存在する、もう一つの世界に立っているような感覚に襲われた。
自然の理と、ヒトによってつくられた時間。
そこに生じるずれが、なんのきっかけも無しに、突然見えてしまったかのような。

細部にピントがばっちり合う。
その感覚は、幼い頃からある。

世の中は、少し引いて、少しずれて、少しぶれて、だいたい、おおまかに存在している。そこから少し寄ったり、あるいはもう少し引いたりすると、ある部分にピントが合って、突然何かが見えてきたりする。
そのピントを、合わせっぱなしにしていると大変に疲れるけれど、合わせてないと、合いにくくなってくる。

とあるきっかけから、自分が少し引いた状態に陥って、そうしたら図らずも、現れてしまった。

引いている。

そうなってしまったら、ただひたすらに仕事に専念するしかない。
本来ならば、もう少しマシなやり方を、知っているのだけれど。


痛みを感じない痛みを、感じている。
プロテクトしている。
肉体が消耗していく。

忙しい、という言葉は、極力使わないようにしよう。
心が亡くなってしまうから。
# by holeofview | 2010-07-15 20:50 | 徒然

素粒子

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彼は、「空飛ぶ窓」を理解しなかった。
それは、本質的で、決定的な差異。

表面的な共感ではもう済まされない。

どうすべきかなのかは少し迷うけれど、
そうするしかない。

叫びを、彼は聞く耳を持たない。
それが誰のものであろうとも。
彼はそれでいいと、私も思う。


あれほどまでに薄く、あれほどまでに透明である。
彼女は瞬間的に理解した。

自分が拾ったもので、自分の本質の一部を理解した。
そして、理解されなかったことを、改めて理解した。

あの薄く透明なものは、決して繊細なものではない。
素粒子のようなものだ。
それ以上分割はできない。

それは理屈ではない。理なのである。
理屈とは、真実と正反対のところにある言葉だ。


やや心が乱れて、やや言葉も乱れる。

手足が冷える。
とても寒い。


今日は、真っ青なケーキを食べた。
食道と胃に、青い色が染み渡ったような感じがした。
# by holeofview | 2010-04-27 20:18 | 徒然

呟き

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細々と、呟きはじめました…
よりblogと疎遠になりそうな気配……

http://twitter.com/tntntntnt
# by holeofview | 2010-03-29 19:54 | 日々

未来

2010年2月10日、姪が誕生した。

まだ直接対面していないのだけれど、写真で見た彼女は、今まで見てきたどんなものよりも未来的だった。
赤ちゃんとは、未来そのもの。
生まれたての赤ちゃんを今まで見たことがないわけではないが、姉の子だと思うと、なんとも不思議な気持ちになる。

何か圧倒的な神々しさ。
これは、きっと他の国のどんな赤ちゃんも同じものを放っているんだろう。

人として最もニュートラルな状態だ。


誰かが死ぬということは、誰かが生まれるということと同じだ。
生命は、波のように連鎖して、消えては生まれ、生まれては消える。


どうか、健やかに育ってほしい。
この世に生まれた喜びも悲しみも存分に味わってほしい。


私は彼女になにを教えよう?
私は彼女になにを教わるだろう?


彼女と対話する日を、私は楽しみに待っている。


誕生、おめでとう。
# by holeofview | 2010-02-12 01:42 | 徒然

Hello 2010

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2010年になってしまった。
あけましておめでとうございます。

今年はじめに、今年はもうちょっとちゃんとブログを書こうと思ったものだったが、もはや2月になってしまったではないか。
それにしても。

2010年になって、いろいろなことを考えている。
なんというか、あぁ、本当に20世紀は終わったな、というか、
いよいよ新しい時代が始まっている予感がする。

自分の心持ちも、すこし変わりつつあり、
ここ最近は、久々に絵を描きたい気持ちが出てきていたり。
大きな絵を。
絵画というものに対してある種恐怖心を抱いていることは否めないのだが、
なんというか、今はもっと自由で素直な気持ちでいる。

苛立ちや焦燥、不安。
そんな日も当然あるけれど、全体的にはちゃんと呼吸ができている感じがしている。

Yes, Yes,

Say yes.

余計な物などないよね。
# by holeofview | 2010-02-10 23:19 | 徒然

秋の夜長の

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あぁ せっかくゆっくりした日に、夜更かし。

ヌノがはためいている様子を見るのは好きだ。
坂茂はそんなに好きではないけれど、あの、カーテンの家は好きだ。
ヌノは、薄い。
やはり薄いものは好き。
あと他に薄いものは、紙、オブラート、………

洋服を見たり買ったり着たりするのは好き。
雑誌でとてもかわいいワンピースを見た。
アルパカやウサギやフクロウなどが刺繍されていて、値段も手頃。
今日は少しだけ恵比寿で洋服を見た。
お金など気にせず、好きなだけ買えたらいいのになぁ、
など不毛でくだらないことを考える。


好き ということについて、時々考えることがある。
作品をよくつくっていたころは、好きという感情をできるだけ出さないように、
ものを見て、感じて、つくっていた。

好き、 ということ、趣向によって作品をつくることは、やっぱり良くない。
と思っていたんだけど、どうなのかなあ。
何を目指すかということだろうけど。


人に対する好き っていうのはまたでもちょっと違うけど。


あぁなりたい。
こうなりたい。
こうはなりたくない。
こうはしちゃいけない。


絵を描きたい。
絵は恐い。
結局そして、絵と向き合うことになるだろう。
それはもう少し、もっと先のことだろうけれど。


なにか、強迫観念のようなものによって、作品はつくらされる。
自分とか、もっと大きな何者かによって。


今しているようなモノヅクリは、もうやめたほうがいい。
あんな大きなものを、あんなふうにしてつくることは、やめた方がいい。
あの人は肥大化して脂肪が多くぶら下がってみえる。

あなたは僅かなもので、それでも豊かに、栄養をとっているね。



足が冷えてきたので眠ろう。
ぐっすりと。ゆっくりと。
# by holeofview | 2009-10-11 02:55 | 徒然

風景

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あまりにも久々すぎて、どういうテンションでどういう距離感でこの場所に文章を書いていたのか、忘れてしまったけれど、あまりに久々にゆっくりとした朝に、いろいろなことを思い出したり思ったりして、書いてみる。

自宅の屋上は、屋根裏から上がる二帖程のとても小さな空間なのだが、四方を1m程度の塀に囲まれ、寝転ぶと空が切り取られて、宛ら小さなタレル空間になる。
残暑厳しい8月も末、屋上もじりじりとしていて、陽を除け隅の方に寝転んだ。
眩しくて目を閉じていると目の前が真っ赤になった。
目を開けると真っ青だった。

つぶさにものを見つめたい。
決して留めることのできない時の断片を、一瞬でも手の平で掬いたい。
そしてまた流れていくそれを凝視したい。

削ぎ落とし切ったところから、今は少し荷物が重い。
少しくらいのことではもうだめで、斧を振り下ろすくらいのことでないとなかなか。

折り返し地点には来ていると思う。
まずはひとつの区切りに向けて、ヒタヒタと進む。
こればっかりは、エイヤッ!でできるものではなくて、やはりそう、ヒタヒタと上手く進めねばならない。



そんなに大きなものは要らない。
小さな、ことの断片を、ぽろぽろと拾うことができれば。
でもそれは、すべての一部であって、すべてを包括している。

それは、そう、風景ということ。
# by holeofview | 2009-08-22 13:14 | 徒然

均衡 凝視 睡眠

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肉体的な疲労が精神的ストレスになる感じが続く。
そうなってくると人は、ひどくその欲求のレベルが低くなる。
脳が拡散していく感じがする。

私は自分を欺いて、何と戦っているのか。
ある人が私の手相を見て、
「何故この職業を選んだのかわからない」
「しばらくは自分の意志に反してでも、この仕事をやるだろう」
というようなことを言った。
そして、私の手相には、これから先こうなるだろう(良くなるとか悪くなるとか)という線が全くないらしい。珍しいことらしい。
しかし、それは当然のことのように思った。
当たっている。
自分の意志に反している部分があることはわかっている。
その上でここにいる必要があると思ってここにいる。


肉体的疲労によって怠惰になる身体と攻撃的になる精神を律し、
再度均衡を保とう。

表面的な事柄に惑わされず、慣れ親しまず、真に自分が見るべきものを
見なければならない。
凝視しなければならない。
それを常に忘れず、この場所にいなければならない。


今日は、まずゆっくりと睡眠をとろう。
# by holeofview | 2009-03-08 17:16 | 徒然